「歯医者に行った方が良い」ということはわかりますが、何せ子どもの歯に関してはわからないことばかりでした。
- 子どもはいつから歯医者さんに行ったらいいのか?
- 何歳から行くべきなのか?
- 1人で受診できるのか?
- どんなことをやるのか?
など、我が家の一例ですがまとめてみました。参考になると幸いです。
子どもの歯のケア
生え始め以降
私自身が虫歯の多い子ども時代を過ごしており、大変だったため、子どもが小さいときから、歯のことはすごく気にしていました。
歯が生え始めた頃から、ガーゼで拭いたり、綿棒を使ってみたりして、できるだけケアするようにしました。
歯ブラシも早めに持たせていました。
でも、小さいうちはしっかり磨けません。
歯が生えてから「なんとなく歯磨き」を続け、本格的に検診を受けるようになったのは1歳半検診のあとからです。
自治体のフッ素塗布に参加
1歳半検診ではじめての歯科検診がありました。
この時期は、歯磨きが大嫌いで毎日泣き叫んでいました。
「何歳から歯医者さんに行っていいのかわからない」ということもありましたが、何しろこの状態では歯医者さんは無理(というくらい泣いていました)。
ちょうど、自治体からフッ素塗布の案内をもらったので、まずは自治体のフッ素塗布に参加することにしました。
自治体のフッ素塗布は、6か月おきに受けることを推奨していました。
6か月おきに行きましたが、上の子は毎回大泣き。
大変でした...
でも、自治体のフッ素塗布は、同じように大泣きしているお友達が何人かいたので、私の方も「他の子も泣いてるから…」と安心できました。
歯医者さんでこれをやられるのはちょっと…
それにしても、上の子は泣きすぎでした。泣きすぎて吐いたことがあります。
フッ素が終わるとケロッとするんですがね…疲れました。
上の子は、普段の歯磨きも嫌がっていました。
嫌がったり、泣いたりする間は歯医者さんは行けないだろうと思って、自治体のフッ素塗布を利用していました。
歯医者さんはいつから行くべきなのか
自治体でフッ素塗布を受けているときに、「何歳から歯医者さんに行くものなのか?」と聞いてみました。
でも、「虫歯になったら」という感じの回答しか得られませんでした。
こちらとしては「幼稚園に入ったら」とか、「5歳になったら」とか、明確な時期を知りたかったのですが、わかりませんでした。
当時、幼稚園のプレクラス(入園前の子が通うクラス)に通っていたので、そこにいたママたちにも聞いてみました。
すると、聞いたママは上に兄姉がいる子が多かったためか、もう既に歯医者さんに行っているとのこと!驚きました。
「幼稚園入園前なのに、歯医者さんに行っていいんだ。」と思いました。
そして、ママたちからは大事なことを教えてもらいました。
「歯医者さんでフッ素塗布すると無料だよ。自治体のやつは有料だよね。」
自治体のフッ素塗布は、有料で受診していました。
歯医者さんでやれば、子どもの医療費助成対象になり無料でフッ素塗布できるとのことでした。
自治体のフッ素塗布に来ている子は乳児が主です。
子どもが大きくなってきてこのまま自治体のフッ素塗布を受けていていいのだろうか…と思い始めていたこともあり、幼稚園入園を機に歯医者さんデビューをすることに決めました。
子どもの歯医者さんデビュー
何歳から行くべきなのか
どこの歯医者さんに行くべきなのか?というのは、特に悩みませんでした。
子どもの歯は「小児歯科」がある歯医者さんかなと漠然と思っていたのですが、私が受診している歯医者さんに小児歯科もあったので、同じ歯医者さんに行くことにしました。
では、子どもは何歳から歯医者さんに行くべきなのか?
自治体の歯科検診でも何歳から歯医者さんに行くべきなのか明確に回答をもらえませんでしたし、歯医者さんでも何歳から受診できるのか提示しているわけではありません。
でも虫歯になったら1歳でも治療しなければならないでしょうから、何歳からでもということになるのでしょうが…「何歳から行くべきなのか?」は悩みどころです。
我が家は子ども2人とも、幼稚園に入園してから行きました。
年齢で言うと、上の子は4歳。
下の子は3歳でした。
歯医者に行ける子どもの状態(自論)
私が個人的に考えた「歯医者さんに行ける基準」です。
- 普段の歯磨きで泣かなくなった
- 歯磨きのときに口を開けていられるようになった
- 親と離れても多少は平気
- 1人で座っていられる
- 「先生」という存在を知っている
歯磨きで大泣きしていた上の子のときに「このまま歯医者に行って大丈夫だろうか?」と思ったときに確認した項目です。
個人的に考えたものなので、あくまで参考程度にお願いします(笑)。
普段の歯磨きで泣かなくなった
小児歯科専門の歯医者さんなら気にならないと思いますが、歯医者さんは子どもだけが来るところではありません。
やはり大泣きしたり、泣きすぎて吐くなんてことは避けたかったです。
なので、普段の歯磨きで泣かなくなって、ずっと口を開いた状態にできることというのは大事だと思います。
歯医者さんに始めて行くぞ!というときは、「こうやって先生が歯を見てくれるからね」とシミュレーションしました。
1人で座っていられる
歯医者さんはイスに座って1人で受診します。
最初は一緒に行くにしても、1人で受診できるようになって欲しい。
幼稚園に入園すると、親と離れる時間もできますし、イスに座っている時間もできます。入園後であればある程度クリアできる項目だと思います。
「先生」という存在を知っている
幼稚園には先生がいます。
先生の言うことを聞いて園生活を行っています。
子どもにとって「先生」って特別な存在です。
歯医者さんにも「先生」がいます。
子どもにとっては衛生士さんも「先生」です。
「先生」という存在を知っていると、子どもも「言うことをきかなきゃ」という気持ちになるようです。
衛生士さんから「ちゃんと歯磨きしようね」という話をされたときも、しっかり聞いて終わったあとに言われた内容を教えてくれました。
これは必ずクリアしていなければいけない項目ではありませんが、我が家の場合は幼稚園に入園して「先生」を知っていたので、うまく作用したなと思いました(笑)。
上の子を見てから受診する下の子
歯磨きで長く泣いていた上の子と違い、下の子は歯磨きを嫌がることはありません。
自治体のフッ素塗布でも泣いたことはありません。
大泣きしているお友達を見て、上の子の時は大変だったなぁと思い出しました。
下の子も上の子と同じく、幼稚園に入園してから歯医者さんに行くことにしました。
ただ、歯医者さんが何歳から受診できるのか不明なので、一応「3歳でも受診できるか?」確認しました。大丈夫ですよーと言われました。
下の子は、「やっと上の子と同じ歯医者さんに行ける」というスタンスです。
良いですよね…下の子は余裕があって(笑)。
子どもの歯科検診デビュー
上の子の場合
年少の夏休みに歯医者さんデビューしました。
始めて歯医者さんに行ったときは、本人の不安が爆発しそうでした。
診察室に一緒に入り、私はイスの隣に立って手をずっと握っていました。
歯科検診は通常2回に分けてやります。
でも歯科検診デビューの初回は、隣に私が立って手を握っているわけですし、緊張し続けているので、1回で終わりになりました。
歯医者さんの歯科検診は3ヶ月おきをすすめられています。
子どもの歯科検診は、「長期休みのタイミングで受診する人が多い」と教えてもらったので、2度目の検診は冬休みに受診しました。
2回目の検診でもまだ不安な上の子。
「ママも一緒に来てね」と言われ、また一緒に行こうかと思ったのですが、衛生士さんから「ひとりでがんばってみよう!」と声をかけて頂きました。
上の子は、意を決してひとりで入って行きました。
かなりこわばっていたようですが、おかげで以降1人で検診を受けられるようになりました。
下の子の場合
下の子も、年少の夏休みに歯医者さんデビューしました。
下の子は上の子がひとりで受診しているのを見ているので、初回から1人で診察室に入って行きました。
下の子も初回は1回で検診を終え、2度目の検診を冬休みに受診しました。
上の子も同じでしたが、2度目からは検診も2回に分けてやりました。
染め出しにも挑戦。
始めての染め出しは、うがいがうまくできなかったようで、口の中がハロウィンでしたが、本人はご満悦でした(笑)。
検診は2人続けて予約
下の子も歯医者さんで検診を受けるようになったので、子どもが歯医者さんを受診するときは2人分を一度に予約しています。
上の子が検診をして、その次に下の子が検診というように、続けた時間で予約すると一度に済ませられて楽です。衛生士さんが2人空いているときは、2人一度に検診を受けたこともあります。
大人と違って子どもは検診の時間も短いので、2人分受診してもあまり時間がかかりません。早いときは2人で30分なんてこともありました。
先日、子どもが歯科検診の様子について話していました。
話題にしていた内容は「歯を見てもらっているときは何を見ているか」。
上の子は歯を照らすライト。
下の子はなんと衛生士さんの顔!
衛生士さんに「そんなに見ないで」と言われたそうです(笑)。
子どもで歯医者さんの様子が共通の話題になるというのは面白いものです。
子どもの歯科検診の重要性
歯科検診が重要なのは、大人と同じく歯を守るためです。
虫歯になったらすぐに治療できますし、虫歯にならないための指導も受けられます。
衛生士さんは、歯磨きの先生なので、幼稚園などで「先生」という存在を知っていれば「先生の言うことは聞かないと!」と思います。
衛生士さんが「この歯はこうやって磨こう」と言ってくれると、親が言うよりもずっと素直に聞いてくれます。
そして、子どもの頃から歯医者さんに行って定期的に検診を受けることの最大のメリットは、「歯医者さんへの苦手意識がなくなる」ということではないでしょうか。
病院は注射する場所だから苦手というように、歯医者さんも痛いから嫌だとなれば行く気にはなりません。
我が家の子どもらはまだ虫歯の経験がないので、歯医者さんに行くときも「歯磨きしてもらうんだよ」「虫歯がないか見てもらうよ」というように伝えます。
少なからず不安はあるでしょうが、痛い場所ではないので、歯医者さんに行くと言っても嫌がりません。
虫歯になって、痛い治療をする場所だと認識されてしまうと、行くのも嫌がってしまうと思います。
それから、上の子は歯が抜けて新しい歯が生えはじめているので、歯並びという問題も気になっています。小学生のママたちの間では、矯正という話題が出始めています。
このような、子ども歯ならではの問題も、歯科検診を定期的に受けていれば、早期に先生に相談できると思います。
私は、子どものころ歯医者さんが大嫌いでした。
そして、虫歯も多かった。
私のように辛い思いはして欲しくないので、子どもの歯は大切にしたいです。
歯医者さんに行けるようになったら、歯科検診を定期的に受診しましょう。
大人も歯科検診に行きましょう。