先日、スローテンポながらも悲愴の第2楽章が弾けるようになり、レッスンをしていない今は、弾ける部分だけ練習することができるということを実感しました。
悲愴の第2楽章で練習したのは1ページ。
部分的に弾きたい場所だけ練習すればいいなら、1フレーズだけでも、1小節だけだっていいんだ!
ある意味吹っ切れて、絶対弾けないと思っていた曲もやってみようかなと思えるようになりました。
そこで次に挑戦する曲は、一生弾けないと思っていたショパンの「幻想即興曲」に決めました。
もう決めただけでも恐れ多い…
ショパンの曲は、私にとってピアノのレッスンを続けてようやく到達するレッスンの着点のようなものでした。
年齢が上がるにつれて周りにピアノのレッスンを受けている人が少なくなり、もう継続している人は音楽の道に進むような人しかおらず、必然的にコンクールに出たり、合唱の伴奏をするなどのレベルの人ばかりでした。
この曲はまさにそんな人たちが弾いていた曲で、ちまちまレッスンしていた私には遠い存在で、学校から帰る途中でふいにどこかの家から聞こえてくる…というようなまさに幻想な曲でした。
この曲はレッスンしていた当時も無理だと思っていたので、弾けないとわかっています。
でも、今は部分的に練習することができます。
1フレーズだけでも良いから弾いてみたいと思い譜読みしてみることにしました。
この曲は冒頭2小節が左手1音、3~4小節目までが左手だけ。
まずはこの左手部分を冒頭から4小節目まで弾いてみました。繰り返しなのでここまではスムーズです。
左手だけ4小節。しかもスローテンポですが、4小節弾けただけで幻想即興曲で、なんかもうこの時点で感無量でした( ;∀;)
ここで満足しそうになりましたが、せっかくですから両手でも弾いてみたい。両手になる部分の譜読みを進めることにしました。
両手になってから2小節は同じフレーズの繰り返しでした。
左手は3~4小節目と同じなので右手の譜読みをしましたが、譜読みして右手が弾けるようになるまで30分かかりました。
右手の練習だけですよ…
恐るべし幻想即興曲…
疲れました…
でもスローテンポでも右手と左手の片手ずつなら弾けるようになったのでどうせなら両手で弾きたい!
早速両手で合わせてみました。
しかし!
両手で合わせて弾いてみたのですが、全然合いません。ちゃんと譜面の音をおさえているのに、右手と左手が合いません。
そこで楽譜を最初から見てみると、左手は6連符でした。
左手が6連で右手が…??
えっと…意味がわかりません(笑)。
どう両手を合わせていいかわからなくなってしまいましたが、ふと思い出したのがEテレの「ムジカ・ピッコリーノ」でした
幻想即興曲のモンストロがいて、そのときモンストロの治療で右手と左手をバラバラにすると言っていたのを思い出しました。
そうか!バラバラに弾くんだ!
でもバラバラ加減がわからないので適当にバラバラにしてみたら、これがまた偶然にも良く聞くあの幻想即興曲になりました。
弾けた!弾けたー\(^o^)/
うれしい!モンストロだったのかな…
しかし、ここまで弾いてわかりました。
これをあのテンポで弾くのは無理です。
ショパンって…(自重)。
次の小節以降は全くわからなくなってしまったので、動画を検索してみることにしました。
すると、たくさんありました。
幻想即興曲のスロー演奏の動画!
みんな同じなんですね。
なんだかほっとしました。
動画を見てもまだよくわかっていないので、とりあえず中断することにしました。
ここから先が弾けるようになるかは未知ですが、レッスンしているわけではないのでいつまでも練習していていいし、やめてもいいし、先生からあーだこーだ言われることもありません。
自由です(*´▽`*)
なんだかんだ1フレーズだけですが、絶対に弾けないと思っていた曲が弾けるようになったので満足度は高いです。
弾ける部分だけでも、デモ音源のテンポを目指そうかなと思っています。