しゅふときどきプチオタ

子育てベースでときどきプチオタネタを投入します。

「にほんごであそぼ」ラヴェルのボレロまつり

Eテレに「にほんごであそぼ」という番組があります。

とても面白くて好きな番組ですが、放送時間はとても忙しい時間帯。
そのため、ながら見の場合がほとんどです。

でも、たまに「おぉっ!」と思う場面に遭遇すると、手を止めてしまいます。
料理の火も止めてしまいます(笑)。

それがラヴェルのボレロの場面でした。

今回は、「にほんごであそぼ」で見た「ボレロ」について勝手な感想を書いてみました。

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ラヴェルのボレロという魔の曲

まずは、ラヴェルのボレロという楽曲について主観で書いてみます。

 

ラヴェルの「ボレロ」を使った作品と言えば、ベジャールのバレエの作品が有名です。他、フィギュアスケートでも使う選手もよく見かけます。

ダンス・バレエ音楽としてとても素晴らしい楽曲であることは間違いありません。

しかし、バレエやフィギュアなどの動きが入っていれば良いです。
ですが、ただ単に鑑賞する音楽としてはちょっと…

なぜなら、同じフレーズがずーっと続くからです(´▽`*)あははは

 

「ボレロ」は同じリズムが繰り返されます。

どんなリズムかと言うと、水戸黄門のテーマ曲のようなリズムです。
「ダ・ダダダダ・ダダダダ」というのが続きます。

ずーっと続きます。
ずーっとずーっと続きます。

「ボレロ」の演奏時間はおおよそ15分。短くても12分くらいはあるはず。
10分以上も同じリズム、メロディーもさして変わりません。

曲中に盛り上がる箇所はなく、一番盛り上がるのはラストです。
そのラストに向けて、ひたすら耐え抜きます。

音楽聞くときって、サビとか聞きたくなりませんか?

私にとって「ボレロ」は耐える曲なので(笑)、「ボレロ」を聞くときはいつも終盤から聞きます。もう最初から盛り上がってるところを聞きます!

そういう意味では、このオムニバスは「ボレロ」ラストの5分の抜粋なのでありがたいです。古いCDなので、もう中古しかないようですが紹介しておきます。

 

最初からじーっと耐えて聞けるのは年末のジルベスターコンサート*1だけです。あの番組は特別です。

そんなラヴェルのボレロを「にほんごであそぼ」内で伝統芸能勢が舞っていました。

しかし「にほんごであそぼ」は放送時間が10分です(「ボレロ」1曲の演奏時間よりも短い)。「ボレロ」の楽曲が全編使われているわけではありません。

使われているのはもちろん終盤!
一番盛り上がるところです!

楽曲の一番好きな部分だけ聞けるというのはテンション上がります。

 

「にほんごであそぼ」ボレロまつり

1日に1組ずつ放送されていました。
私が見たのは狂言、浄瑠璃、歌舞伎の3パターンです。

狂言バージョン

一番最初に見たのが萬斎さんの「ボレロ」です。

すばらしかった。
ただただすばらしかったです。

むしろテレビで良かったです。
あれは生の舞台で見たら立ち上がれなくなるやつです。

いつまでも座席に残ってジーンとしてしまうだろうと思いました。

序盤は優雅に舞っていますが、後半は舞台が赤くなります。
このあたりはベジャールの赤いテーブルを連想します。

ベジャールの「ボレロ」は個人的に印象的な思い出があるので、「ボレロ」と言われてベジャール版のイメージは払拭できませんが、萬斎さんのボレロからバレエ等の群舞に変換した作品があってもおもしろそうだなと思いました。

ラストは衝撃の展開(ちょっと大げさだけど)
「わっ!」と声が出てしまいました。

とても幻想的ですが、力強いボレロでした。

 

ちなみに、この作品は「MANSAIボレロ」という作品で、2017年から上演されているようです。

世田谷パブリックシアター上演の動画があったので、全編見ました。
これは…やはり「ボレロ」は普通の人が踊ってはいけない曲ですね(笑)。

もし機会があったら、是非生で拝見したい作品です。

 

文楽バージョン

人形浄瑠璃による「ボレロ」です。

「にほんごであそぼ」には文楽がよく出てきます。
毎回動きが…人形ではないです。人形だけど。

「ボレロ」を踊っていたのは女性だったので、とにかく衣装が豪華。
飛んでたので、天女的なやつかもしれませんが。

豪華な着物は見ているだけで気持ちが上がります。

あれを人間が着用したら重くて舞うのも大変だと思いますが、お人形なら…ってお人形も思いかもしれませんが。

こちらは幻想的で美しいボレロでした。
まさに人間離れしている感じです。

個人的には女の情念…とか入ってくるともっと楽しいのですが…主婦ブログの子育てネタなのでこの辺にしておきます(自重)。

 

歌舞伎バージョン

勘九郎さんの「ボレロ」は、勘九郎さんでした(笑)。

勘九郎さんも「にほんごであそぼ」でよく拝見しますが、ただただ「いいお父さんだなぁ」という印象です。

「ボレロ」という音楽にとらわれず、ただ勘九郎の歌舞伎を見ているという感じでした。

狂言と文楽は「ボレロ」という作品でしたが、歌舞伎は「勘九郎」でした(笑)。
さすが中村屋!

歌舞伎も見に行きたいなぁ。

 

「にほんごであそぼ」は毎週月曜~金曜日の午前6時35分~6時45分にEテレで放送しています。再放送は午後5時~5時10分です。

我が家はもっぱら再放送派です(笑)。

 

*1:年末年始にやっているコンサート。12月31日の23時45分または50分頃から演奏を開始し、元日0時に演奏が終わってパーン!というのを生放送で見られるすごい番組。2020年のカウントダウン曲は「運命」だそうです。