しゅふときどきプチオタ

子育てベースでときどきプチオタネタを投入します。

親が同席しなかったヤマハ幼児科の思い出

子どもの幼児科レッスンに付き添っている私ですが、私自身もヤマハ幼児科の経験者だったりします。

そんな私の幼児科経験は少々特殊でした。
親と一緒にレッスンを幼児科において、親が同席してくれませんでした。

そんな私の幼児科経験を振り返ってみました。

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toyaさんによる写真ACからの写真

私のヤマハとの出会い

私がヤマハを始めたのは幼稚園の年中のときです。
どうしてヤマハを始めたのかは覚えていません。

なぜヤマハに通うことになったのか、大人になってから気付きましたが、おそらく「私を幼稚園に長く預けるため」だったのではと思います。

5歳違いの妹がいるので、妹が生まれたばかりで母が大変だったんだと思います。
父は育児に非協力的だったのでワンオペでしたし。

あくまで大人になってからの推測です。
当時は理由なんて全くわかりませんでした。

母に言われるがまま、ヤマハ幼児科のレッスンが始まりました。

 

私が通っていた幼児科は、幼稚園の課外教室でした。

幼稚園が終わったら一度帰宅して、再度ヤマハの時間になったら幼稚園に行ってレッスンを受けていました。

今でも、ヤマハ教室を幼稚園で開講しているクラスも多いですよね。

幼稚園で開講すると、知っているお友達と一緒に受講できて心強いと思います。
とても楽しくレッスンできそうですが、私の場合は少し違いました。

 

親が同席しない幼児科のレッスン

レッスンに親が来ないことの苦痛

ヤマハの幼児科は、保護者同伴です。
子どもがエレクトーンのイスに座り、隣のイスに保護者が座ります。

私の受講していた時代は、子どもに付き添う親は母親が一般的で、一緒に受講してる友達は、みんな隣にお母さんが座っていました。

親と一緒に受講するレッスンなのに、自分の母親だけいないという状況。

親が来ないことが寂しいし、1人だけというのが恥ずかしかったです。
1人でレッスンに行くのが本当に嫌で、毎回、行きたくないと泣き叫んでいました。


自分だけ家から追い出されている感

お友達はみんなお母さんと来ているのに私だけ1人。

特に行きたいわけでもないレッスン。
幼稚園が終わって帰宅しているのに、また幼稚園に行かされる。

なんで妹は家にいるのに、なんで私だけ外に出されるのか。
なぜ何度も幼稚園に行かなければいけないのか。

自分だけ家から追い出されている気がしていました。

 

保護者なしでも受講できるのか?

できるにはできるが…

そもそも、ヤマハの幼児科は保護者なしで受講できるのか?

私の経験からすると、同席していなくても「できるにはできる」という答えになります。

結局、2年間親が来てくれなくても一応幼児科を修了しました。

そして、幼児科修了する頃には両手で弾けるようになりましたし、音もある程度わかるようになりました。

これは所感ですが、弾けるようになるのか?音がわかるようになるのか?という問題は、保護者が同席していたかという点よりも、練習する環境や本人のやる気など、受講する本人の意識の方が重要のように思います。

 

子どもの立場だと

親がいなくても幼児科を修了できたので、親がいなくてもレッスンを受けることはできますが、私は毎回泣いていました。

1人は本当に嫌でした。
他の子はみんなお母さんが同席しているのに、私だけいないのは本当に苦痛でした。

レッスンを受講していても、親が来ないという不安で、レッスンに集中できないことも多くありました。

それではせっかく受講しているレッスンの意味がなくなってしまいます。

レッスンを受講するなら音楽の楽しさを知ってほしい。
みんなで歌う事、みんなで合奏することはとても楽しいです。

そういった楽しみが「1人なんだ」という不安から、私の幼児科時代は半分になってしまったように思います。

自分が苦しかった経験と、親の立場で子どもの幼児科に同席してみて、あらためて幼児科での保護者の同席は、必要なことだと実感しています。

 

親が同席しない私の幼児科レッスン

先生フォローでなんとかやっていた

1人で受講しているため、先生がフォローしてくれていました。
「次はこのページだよ」「ここを弾くよ」と気にかけてくれました。

私が幼児科を続けられたのは、先生の力がとても大きかったです。

フォローしてもらえなかったら、何もできなかったと思います。
先生には本当に感謝しています。

 

ちなみに、親の立場になって子どもの幼児科レッスンに同席したとき、当時2歳の下の子を連れて行くことが多くあり、レッスン中に下の子が泣いて途中退席したことがあります。

私がいなくなり不安な顔をする息子を、先生がフォローしてくださっていました。

下の子が泣き止んで席に戻ると「先生とやったよー!」と息子はニコニコしながら教えてくれました。

私の幼児科時代をふと思い出した瞬間でもありました。


しかし先生のフォローには限界がある

幼児科では「歌」「ドレミで歌う曲」「前回から継続して弾く曲」「今回はじめて練習する曲」「今回はじめて歌う曲」など、何曲か並行してレッスンします。

そのため少しでも気を抜くと、どこをやっているかわからなくなります。
どこをやっているかわからず困っていると、先生が教えてくれました。

しかし、先生のフォローにも限界があります。

先生はあくまで先生であって、保護者ではありません。
先生は、他の生徒の様子も見なければなりません。

たくさんフォローしてくれましたが、レッスンの間ずっと私だけを見てくれるというわけではありません。

 

幼児科レッスンのつらい思い出たち

合奏に参加できなかった

ある日のレッスンで、次にどの曲を合奏するのかわからなくなってしまいました。
いつもなら先生が教えてくれます。

しかし、先生は準備をしていて、私が困っていることに気づきません。
どの曲を弾くのか教えてもらえませんでした。

そして合奏が始まってしまい、パニックになった私は、そのまま合奏が終わるまで演奏に参加することができませんでした。

 

みんなで合奏することが好きだったので、演奏に参加できなかったこと自体もショックでした。

でも、このときは「なんで私だけわからないんだろう。」「なんで誰も教えてくれないんだろう。」「なんで私は1人でやってるんだろう。」という気持ちがダーっと押し寄せてきて泣いてしまいました。

合奏に参加できなくて悲しかった。
そして、1人であることが悔しかったです。

 

どこをやっているかわからなくなる

レッスンで次に何をやるのかわからない、どこを弾くのかわからないということは、レッスンで何度もありました。

先生にフォローしてもらえるときは教えてもらえますが、教えてもらえずそのまま何も弾けずに終わることもありました。

楽譜を開くページがわからなくて開けないときもありました。

 

幼児科2年目の後半になって、ようやく「何の曲をやっているか聞けばわかる」ということが理解できるようになり、合奏が始まってしまっても、どの曲か聞いて途中から参加ができるようになりました。

それまでは、合奏に参加できず悲しい悔しく思うことがたくさんありました。


エレクトーンの設定する音がわからない

エレクトーンで設定する音を聞き逃したこともありました。
設定しないと、1人だけ違う音になってしまいます。

大人になると「それくらい…」と思いますが、みんなと1人だけ音が違うって結構恥ずかしいです。

これも、慣れるまで時間がかかりましたが、慣れました。

音が違っても弾けば、先生が「音が違う」と気付いてくれます。
そして、先生が直してくれます。

でも、やっぱり慣れるまで…つらかった。


友達のお母さんのフォロー

レッスンする曲を聞き逃してパニックになっているとき、友達のお母さんが教えてくれたこともあります。

聞き逃して演奏に参加できなくて泣いて、親は毎回来ない子。
不憫に思われたかもしれませんね。

先生以外からのフォローはすごく助かりましたが、友達のお母さんなので、友達にわかっていないことがバレてしまいます(笑)。

聞き逃さないようにしなくては!と決意を新たにした出来事でもありました。

 

私のホームワーク事情

ホームワークの意味がわからない

幼児科では「ホームワーク」という教材があります。
これはいわゆる宿題です。

私は「ホームワーク」を家でやってくるということを理解していませんでした。

通常は、同席している保護者がホームワークの内容をメモして、次回のレッスンまでにやってくるのですが、メモしたことがありません。そもそも、字を書けなかったと思いますし。

「レッスンが終わった後にみんなのお母さんが何か書いていたな」という感じです。


1度もやったことがない!?

「ホームワーク」の意味がわからないので、当然やってきません。

他のお友達が「上手にできたわね」と言われながらはなまるをもらっている横で「何をやっているんだろう」と思って見ていました。

私は、ホームワークの記憶が一切ないです(笑)。

 

親の立場で子どものレッスンに同席して、ぷらいまりーの曲は覚えている曲がたくさんあるのに対し、全く記憶のないホームワークに驚いたくらいです。

過去には戻りたくありませんが、このときの自分に「ホームワークは家でやるんだよ」ということくらいは教えてあげたいです。


勝手に親が書くものと化する

自分でホームワークをやった覚えはありませんが、少しだけ記憶があるすれば、親が書いた譜面を先生に見せてはなまるをもらった記憶です(笑)。

ホームワークの楽譜はとてもきれいに音符が書かれていて、先生に「じょうずに書けたわね」なんて言われます。

実はこの記憶、子どものホームワークを見て思い出しました。


子どももホームワークで楽譜を書きました。
すごくがんばって書いても線の上や線の間にうまく音符を書くのが難しい。

大きい音符や小さい音符が並んでいました。

親が書いた楽譜はもちろん綺麗な音符でした。
先生は親が書いたってわかっていたと思いますが…どうなんでしょうかね…

親が自分で書くくらいなら、教えて欲しかったです。

 

最終課題のむなしい思い出

幼児科2年目の仕上げで「作曲」という課題がありました。
絵を見てメロディーを作って、楽譜を書くという課題だったと思います。

私はメロディーを作ることがそもそもできない上、自分で考えたものを外に出すこと自体も恥ずかしくて、怖かった。

そして、ホームワークで音符を書く練習をしていないので、楽譜の書き方がわかりません。

なんとか曲っぽいものを作っても、それを楽譜にすることができませんでした。

 

メロディーが浮かばないまま、楽譜が書けないままレッスンの日になりました。

楽譜が書けていないので、レッスン室に着いてから急いで書きました。
よくわからない適当な楽譜です。

曲の発表は席順でまわってきて、適当に書いた楽譜をピアノに広げます。
楽譜はぐちゃぐちゃです。

もちろん、曲もできていないのでその場で適当に弾いて終了。
でも、先生は褒めてくれました。

恥ずかしいのとむなしいのと、複雑な思いでした。

 

1人で受講する私が苦労した原因

先生にわからない所を聞けない

合奏している曲がわからなくてパニックになることが何度もありましたが、そもそも、やっている部分どの曲をやるかわからないなら、先生に聞けばいいのに…と思いますが聞けませんでした。

幼稚園の頃は、聞いたら負けみたいに思っていました。

誰かに聞いたら、誰かに頼っていることになる。
1人で頑張っていることを示したかったんだと思います。

それは、自分のお母さんに対してもそうですが、先生やお友達のお母さんに対してもそうでした。

そして、「今どこをやっているんですか?」と聞いてしまうと、「今やっているところがわかりません。」という意味になってしまう。

自分が理解していないことを、他のお友達や先生に知られたくない。
負けを認めるみたいな質問はできませんでした(笑)。

これは、私が姉妹の姉であって、初孫で、「お姉ちゃんなんだから!」と言われ続けてきたことが原因でもあるんですが、まぁ素直に頼れないのは自分を苦しめることになるんですよね。実は今も直っていないので(笑)、正直キツイです(笑)。


1人でつらいのに意識がめちゃくちゃ高い

親がいないので、とにかく1人でやらなきゃ!がんばらなきゃ!

やならきゃならないというプレッシャーもありました。
お母さんに「できた」と報告したいという思いもありました。

1人で頑張っていることを示すために、ものすごい集中力でレッスンを受けていました。

常に糸がピーンと張っている緊張状態。
だから、わからなくなったときにパニックになったんだと思います。

幼児科時代は、レッスンを「楽しい」と思ったことは1度もありませんでした。

レッスンに行く前は泣いて、レッスンに着いたら「やらなければならない」義務感で挑むレッスン。

思い出しただけで引きます。
そして苦しい。

もし当時の集中力と意識のまま個人教室などで専門的にピアノの技術を学んでいたら、ピアニストに近いレベルまで行けたかもしれません(笑)。

 

私が思う幼児科の親の役割

幼児科のレッスンを始めたばかりの頃は、どんなレッスン内容になるのか子どもも親も把握しきれていません。

4、5歳の頃は1時間座ることから始まり、レッスン内容以外の課題もたくさんありますが、その中で、レッスン内容をこなしていきます。

1時間の中で数曲を同時並行していくレッスン幼児科において、子どもが全て把握することはできません。

ですから、事務的な面は保護者のフォローは絶対に必要です。

レッスン中に子どもがわからなくなったら、「今はここをやっているよ」「次はこの曲だよ」などフォローしてあげると、受講している子どもは安心してレッスンを受けることができます。

今回私自身の幼児科経験を振り返って、こんなつらい経験はさせたくないなと思いを新たにしました(笑)。

レッスンを受講する子どものマネージャーのようなポジションでサポートしつつ、できるかぎり保護者も一緒にレッスンを楽しむ。

これが、私が当時親にやって欲しかったことであり、現在目標としていることです。


親の立場で子どものレッスンを見ていると「ちゃんとレッスン受けてよ~」なんて思うことも多く、中々うまくいっていませんが(笑)…がんばります。

皆さまの音楽ライフが少しでも楽しいものになりますように☆彡