昨年、娘が幼稚園で「ミリーのすてきなぼうし」という本を借りてきました。
本の内容は読んで頂くとして、印象的な場面が2つありました。
1つ目はミリーが帽子に出会う帽子屋さん。
店長さんの気の利いた提案にとても感動しました。小売りの経験も少なからずありますが、私はあんな風に声をかけられません。
こんなことを言ってくれる帽子屋さんが、自分の住んでいる街にあるって素敵だなぁと思いました。
そして2つ目は、最後のお母さんの言葉です。
これは子どものときに読んでいたらまた違った印象を受けたかもしれませんが、今自分が親の立場でミリーのお母さんの言葉を聞くと、私もこんなお母さんになりたいなぁと思いました。
今の自分だったら、夢から覚めるとても現実的なことを言ってしまいそうです。
本の中に出てくるミリーの帽子はどれも素敵です。
ミリーの様子を見ていて、子どもの時期ってこんな感じだったかもしれないとか、子どもだからこそかなということを考えました。
大人になってくると、損得など色々と邪念が入ってきてしまい、素直に考えらえれなくなりますよね。それが大人ということかもしれませんが(笑)。
日常をこんな風に考えることができたら、また違った世界が見えるかもしれないなぁと思った本でした。
この本は娘が借りてきたので、娘には読んであげました。
いつも息子と一緒に読み聞かせをしますが、この本のときはタイミングが合わず、息子は読めませんでした。
息子にも読んであげたかったなぁと思っていたのですが、なんと!今年度の教科書に載っていました!!これは驚きました。
教材として使われてると否応なしにテストもあるので、本から感じて欲しい部分から少しズレてしまうかもしれないという不安は正直あるのですが、子どものうちに一度読んで欲しいと思っていたので嬉しいです。